爪甲鉤彎症を改善させるためのポイント

爪甲鉤彎症を改善させるためのポイント

爪甲鉤彎症とは

爪の上に爪が重なり、厚く、硬くなった状態に加えて、爪の色が茶色や黒く変色することもあります。

さらに特徴的なのが、爪が鉤型に弯曲していきます。

爪が何層にもなり、カタツムリの殻のように爪が膨らみ、爪が横に生えていってしまうこともあります。

 

原因

爪が肥厚する原因はまず白癬(はくせん)という水虫の一種に感染することで起きます。

それ以外では、

・急な外傷で爪を痛めたことで爪甲が脱落してしまった
・病院で抜爪などの手術をした後で癖がついたまま爪を伸ばしてしまった
・長期間にわたって爪に何らかの物理的圧迫が加わった

などが挙げられます。

実際に患者さんにお話しを聞いて多いケースは以下のものです。

・スキーやサッカーなど足先の硬いシューズを履いて動いたことによる指先への負担
・親指に重たいものを落としてしまった
・思いっきり親指をぶつけてしまった

また、深爪を続けた結果などで指の皮膚の先端が硬く盛り上がることで、
爪が自然に生えていくのを邪魔してしまいます。

その結果、爪が重なってきたり、真っすぐ生えていかなくなってしまうこともあります。

病院での治療

足白癬から移行することが多い爪白癬は爪が白くなり、そのまま放置しておくと分厚い肥厚爪となります。

感染が認められる場合は、内服薬や外用薬で白癬治療を行います。

対象の爪を手術で抜いてしまい、新しい爪を生やしていくこともあります。

但し、爪を抜くだけでは指先の皮膚の盛り上がりに当たって爪の伸長が妨害された結果、9割以上再発してしまうと言われています。

この再発対策として指先の皮膚の盛り上がりを抑える為に爪が正常に生えるまでデーピングを貼ります。

外傷のダメージが爪の下にある爪床という組織にまで及んでいる場合は、別の指からの爪床を移植する爪床移植術を行い、変形を生じた爪の改善を目的に治療がなされます。

 

渋谷足改善センターでの治療

まずはカウンセリングを通して病歴やきっかけ、爪、皮膚の状態を確認します。

厚く硬くなっている爪は、家庭用の爪切りでは切れないだけでなく、通常のヤスリでは削れません。

専用のニッパーで爪を切り、グラインダーという特殊な器具を用いて厚みを削っていくことで形を整えます。

フットケアの6つのポイント

爪甲鉤彎症などの爪のトラブルはほとんどが、歩き方や姿勢、爪のケア、靴の選び方といった毎日の生活習慣の誤りが元でも起こります。

ですので、生活習慣を変えることで症状を良くしていくことや再発防止ができます。

私たちは毎日、立ったり歩いたり、さまざまな靴を履いたりします。その中で、姿勢や歩き方に問題があると爪に負担をかけていることになります。

足をいたわってあげることが爪のさまざまなトラブルを回避するための効果的な方法です。

私たちは、顔や髪、体には意識が向きますが、爪や足の指のことはどうでしょうか?ついついおざなりになってしまうのではないでしょうか。

これからは足先まで意識を向けて、これからお伝えするフットケアを是非実践してくだいね。

①綺麗に足先まで洗います
歯ブラシを使って、爪の周り、爪と皮膚の隙間もきれいに洗浄します。指と指の間も綺麗に洗いましょう!

②お風呂上りは爪の周りの水分をしっかりふき取りましょう!

足だけでなく爪も十分に保湿しましょう!

爪を正しく切りましょう!
指を横から見た時に指の先端と同じくらいの長さの爪が丁度いいです。爪の先を四角に切ることもポイントです。

正しい歩き方や姿勢を身につけましょう!

自分にあった靴を選びましょう!
コンフォートシューズやインソールを活用するのもいいです。

当店の患者さんには施術と平行して、上記の内容を実践してもらっています。コレだけでも足のトラブルが改善したという方も多くいます。

逆に、せっかく爪の施術を行い改善しても、使い方が悪かったり、ケアをおろそかにすることで再発することもあります。

足に何かトラブルを抱えている方はこれを機会に、ご自身の足をよく見て、しっかり洗うことからスタートしてみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

爪甲鉤彎症は、基本的に痛みがないことが多いです。しかし、見た目の悪さが気になったり、靴下やストッキングをスムーズに履けなかったり、好きな靴を履けないという人が多いです。 

この記事をここまで読んでいただている方であれば、「できれば爪甲鉤彎症の悩みは解消したい」とお考えだと思います。

もしも、本当にあなたが爪甲鉤彎症にお悩みで、しっかりと改善したいというお気持ちであれば、まずは一人で悩まずに一度、渋谷足改善センターへご相談してください。