その股関節の痛みは変形性股関節症かもしれない!?

その股関節の痛みは変形性股関節症かもしれない!?

 

立ち上がった時や、歩き始めた時に脚の付け根に痛みがあったり、動かしづらいといった事はないでしょうか?その原因は変形性股関節症かもしれません。

放っておくと常に痛い、寝ていても痛くて起きてしまう、日常生活の中では靴下が履きづらい、屈む姿勢が困難になるなど

あらゆる生活の場面で支障が出てしまいます。

この記事で変形性股関節症について理解を深めて、日常生活に困らないようにしていきましょう。

変形性股関節症とは

まずは股関節について説明します。

股関節は大腿骨寛骨臼とお椀型の骨に大腿骨頭と言われる骨の先端にあるボール状の部分が収納されている形状になっています。

この2つが上手く動く事により、股関節がスムーズに動かせるようになっています。

変形性股関節症とは股関節の骨が変形してしまったり、軟骨がすり減って起きてしまいます。

軟骨は骨と骨のクッションの役割を果たしています。

その為、軟骨がすり減ると骨と骨が直接当たってしまいます。

結果、股関節に痛み、動きかしづらくなる。

これが悪化すると安静にしていても痛みが出てしまいます。

変形性股関節症の原因

変形性股関節症には1次性と2次性があります。

1次性変形性股関節症とは?

明らかな原因がないこと指します。加齢や慢性的な刺激によるものを1次性因子と言います。

変形性股関節症の原因のほとんどはこの1次性因子によるものとされています。

1次性因子には加齢、性別、筋力低下、膝、足部の変形、肥満、スポーツや職業による股関節への負担、遺伝などが挙げられます。

性別、年齢で見ると50歳以上の女性に多い傾向が見られます。

50歳上になると女性ホルモン【エストロゲン】の分泌が低下するためと言われており、その影響で骨が脆くなってしまいます。

軟骨が擦り減り、脆くなった骨同士がぶつかって股関節に不調を起こしてしまいます。

 

2次性変形性股関節症とは?

原因が分かっているものを指します。

他の疾患が起点となり結果的に変形性股関節症になるという方が多いです。

その中でも特に多いのが臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)と言われる病気で、これにより変形性股関節症になってしまうという事。

臼蓋形成不全は先天性の病気の一つです。

股関節はお椀型の骨にボール状の骨がはまっていてくるくる回っているのですが、ボールが大きすぎてお椀に上手くはまらずに骨同士がぶつかり合ってしまって痛みが出てしまいます。

その他にも痛風、関節リウマチ、O脚変形や

外傷で見ると半月板損傷、靭帯損傷、膝蓋骨脱臼など様々な疾患がきっかけで変形性股関節症は起きてしまいます。

一般的な治療法

保存療法手術療法があります。

保存療法とは簡単に言うと手術をしないで治療していく方法です。

主に運動療法、装具療法、温熱療法、薬物療法などがあります。

・運動療法

股関節周辺の筋肉をトレーニングしたり、温水プールで歩行するのも関節の負担が少ない上に股関節回りの筋肉を鍛えられるのでオススメです。

・装具療法

不安定になってしまった股関節を安定させるために、腰や太ももに装具をつけて負担を減らしていきます。

・温熱療法

温めたパックを用いて15~20分程度温めます。

・薬物療法

関節の炎症を抑えていきます。湿布や軟膏などの外用薬も併用する場合がございます。変形を良くする効果はないので注意です。

・手術療法

手術療法も様々ありますが、具体的に3つあげていきます。

・関節鏡手術

関節内に内視鏡を入れ治療するものです。炎症が起きている部分を切除したり、痛みの原因になっている軟骨のかけらを取り除いた入りします。病気の進行を遅らせる事が出来るのが特徴。

・骨切り術

骨の一部を切り取り、それを移動させる手術です。これにより大腿骨全体が臼蓋に覆われるので、軟骨が擦り減りにくくなり長い間関節が維持できるようになります。

・人工関節手術

変形して傷んだ関節を切り取って、人口の関節に置き換える手術です。症状がかなり進んでしまった方におすすめです。

当店のアプローチ方法

渋谷足改善センターでは変形性股関節症に対して、股関節だけ施術するという事はしません。理由は原因が股関節以外の場所にもあると考えているからです。例えば歩き方。足、膝を外側に向けて歩く癖がある→股関節が必要以上に外側に行く→お尻の筋肉が緊張、硬くなる→痛みが出る、動きづらくなる。

お尻には股関節の動きに関する筋肉がたくさんあります。

使い過ぎたり、使わな過ぎた結果、股関節の痛みに繋がります。

他にも背骨が原因の方もいます。

ずっと座って姿勢が悪い→本来動かなければならない背骨が硬い→腰が丸くなって、必要以上に負担をかける→お尻回りの筋肉も硬くなる、神経も圧迫する。→股関節に痛みが出る。

腰から様々な神経が下半身に通ってるので、負担を掛けると股関節にも影響が出てしまいます。

このように痛みが出ている部分だけではなく、身体全体のバランスを見て、根本的な原因を見つけて施術を行っていきます。

最後に

変形性股関節症は放っておくと確実に日常生活に影響が出ます。スポーツなど、やりたい事を我慢している方もいらっしゃると思います。

もう駄目かも…手術するしかないのかな…と諦めずに一度当店にお越しください!

原因を見つけ出し、日常生活、やりたい事を何も気にせず出来るように全力でサポートさせて頂きます!