歩くと足が痛くなる! それは偏平足によるものかもしれません。

歩くと足が痛くなる! それは偏平足によるものかもしれません。

 

偏平足とは


足のアーチが低い状態を指します。
病気ではありませんが、アーチが低いことによって膝など足を中心とした全身の症状を引き起こす原因となってきます

 

 

3つのセルフチェック

 

□長時間の買い物で足が疲れやすく慢性的に腰や膝が痛い。
□電車や靴下を履く際の片足立ちでフラつきこけそうになる。
□歩くのが遅い。

 

 

生まれた時は偏平足!? 


赤ちゃんの足を見たことがあるでしょうか?
生まれた時は足のアーチはないのです。

足のアーチは、歩行など運動によって足の筋力が育つことで出来上がってきます。
足のアーチは内側縦アーチ外側縦アーチ、前面にある横アーチに分かれるのです。

足のアーチは簡単に言うとバネのような働きがあります。
バネを触ったことがあるでしょうか?
ボールペンの先に入っているのがバネです。

ちょっと想像してほしいのですが、バネはグッと指二本で摘まむと縮まり離すと反発して飛んでいきますよね!?そうなんです、足のアーチはバネのように衝撃を吸収すると同時に反発して推進力に変わります。
本来この絵のように、ホッピングと同じ働きがあるのです。

 

つまり足のアーチがあることによって、衝撃を吸収しそれをそのまま推進力を上手く得ています。
足が疲れやすい方や足が遅いなどという現象は偏平足によるもが多くなります。

 

走るのが速い子ども(特に短距離が速い子ども)は足のアーチがしっかりとある傾向です。
短時間の買い物でも、足以外の腰や頸が痛くなる人も偏平足が原因だったりします。

 

一般的な治療法


テーピングインソール
マッサージタオルギャザーなどのリハビリです。
テーピングやインソールの場合はアーチは物理的に持ち上がりますが、頼ってしまうので筋力低下を起こし足底筋膜炎や足裏の痛みを引き起こしかねないです。

僕が実際にインソールを使って偏平足を補っていました。
姿勢が正しくなり疲れにくく凄くいい!と思っていたのですが、1カ月ほど使ったある日に足裏に激痛が走ったのです。
それからその頻度が激痛の頻度が増えていって、よく見ると足裏の筋肉が柔く薄くなってることに気付きました。

 

このような経験から短期的に使う分にはいいのですが、長期的に使うと頼ってしまって良くありません。
テーピングも同様ですし、肌がただれるので長期的に使えないのです。

 

マッサージに関しては、状態に応じて的確に刺激する分には効果的です。
例えば、足の背面が硬くなれば浮指という状態になります。
浮指になると足の背面に力が入っている状態です。
背面に力が入っていると、拮抗筋の関係で足の裏側の筋肉には力が入りにくくなります。

足の裏側はアーチを形成したり、踏ん張り進む時に必要です。

拮抗筋の関係というのは、腕の力こぶ(上腕二頭筋)に力を入れているときは、二の腕(上腕三頭筋)は緩んでいるのですが、イメージ付きますか?

そうなんです、両方に力が入るということは無理をしない限り構造上あり得ないのです。

 

 

話が少しそれましたが、タオルギャザーなどのリハビリについてです。 
タオルギャザーというリハビリをご存じでしょうか!?
下の絵がタオルギャザーというリハビリなのですが、パーに開いた状態からタオルなどの布をたぐり寄せるというもになります。

タオルギャザーで筋肉がつくことでアーチが少し持ち上がります。
どれぐらいでしっかりと強固な筋肉がつくかというと約2年半です。
イメージしてもらいたいのですが、色が白く細くガリガリの方が黒くなりムキムキになりボディービルの大会に出場するレベルになるのに、どれぐらいかかるかご存じですか!?

 

                  ⇩最低2年半⇩

どれだけ頑張っても出場レベルまでになるには2年半です。
タオルギャザーを同じ期間継続できるのであればいいと思います。
そこそこつけばいいとお考えなら1年ほどです。

 

渋谷足改善センターでの治療


まず負担や原因になっている場所を特定するために全身の検査をしていきます。

その為に頭の位置や歪み、胸椎や肋骨と内臓や骨盤など一見関係なさそうな個所の動きや硬さなどを診ていくのです。
例えば頭の位置が悪いと膝が前に出て足のアーチを押しつぶします。
足が疲労してやすくそれによってアーチが低下してくるのです。

 

色々な原因があるのですが、当店では体のバランスを整えたり筋力を発揮しやすいように神経伝達や筋肉の質を正常化していくことでアーチを整えていきます。
その方に合った施術を心掛けているので、他店で施術を受けたけど変わらない方も多数お越しいただいているのです。

 

 

最後に

 

偏平足は自力で解消するには、根気がかなり必要となってきます。
まず体のバランスを整えることが重要です。

 

例えば、先日偏平足を治すのに足裏にEMSの機械を使っていて、足底筋膜炎になって痛くなった方が来られました。
その方は、腹圧が抜け更に股関節周りも硬く背中は円背(ひどい猫背)で顎もかなり前に出ていたので足裏の施術と全身の調整をしたのです。

 

その結果早期に痛みが取れることが出来ました。
このように体が悪いと痛める原因になったり、トレーニングの効果も発揮しにくくなるのです。
また必要な場合は歩行指導も行っています。
足の筋力強化につながる為です。

 

どうしたらいいか迷っている方は最初にまず当店にご相談ください。