合趾症とは?
合趾症とは、足の趾が隣り合う指と癒合(くっついてしまう)する先天的な形態異常のひとつです。
出生1000〜3000人に1人の割合で発生する疾患と言われ、手指の奇形としては頻度が高いものとされています。
出生時に「隣り合う指がくっついている」「指の水かきが浅く、指が開きにくい」といった見た目で疾患が判明することがほとんどです。
合趾症の原因
胎児でお腹の中で成長していく過程で、指の形成がうまくいかないことが原因です。
胎児期、初期の段階ではそれぞれの指はくっついています。指と指の間は赤ちゃんが大きくなるにつれて徐々になくなっていき、最終的には指と指が分離していきます。
しかし、この過程で染色体などの問題によって異常が生じると合趾症が発生すると言われています。
合趾症の症状
産まれつき足の指が隣の指と癒合(くっついている)しています。
合趾症には皮膚と軟部組織だけが癒合している皮膚性合趾と、骨も癒合している骨性合趾があります。どの程度指同士が離れていないかはまちまちであり、指先まで含めて癒合していることもあります。
片側性が多く母指を含むものは稀で、第2−3趾間に多く発生します。
病院での治療法
多くの場合は1−2歳までの時期に分離手術が行われます。
皮膚性癒合趾では、合指の分離によりそれぞれの指の動きは良好に獲得できます。
しかし、骨性合趾では変形や動きの制限が残る場合があります。
手術する際は、見た目の問題に加えて正常な足の指の機能を回復させることが重要です。
当店での施術
合趾症が見つかった場合、ほとんどが幼少期に手術とその後のリハビリが完了しています。
しかし、手術がうまくいっていたとしても、手術痕が癒着をおこして足の指がうまく動かなくなっていたり、普段の歩き方や立ち方の癖で足の指が使えなくなっている方が多くいらっしゃるのも現実です。
渋谷足改善センターでは、過去に合趾症で手術をしている方に対して、足の指だけでなく全身を検査して施術をしていきます。
それは、足の指以外にも全身の骨格の歪みや骨盤のズレがあれば、足にかかる荷重のバランスが崩れてしまい、足の指にかかる負担が大きくなってしまうからです。
たとえば、骨盤が前傾している人では、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)をよく使います。その状態だと無意識に立った姿勢で、踵よりも爪先寄りの重心になってしまいます。重心が前にかかった状態は常に足の指で踏ん張っているようなものです。
この状態でいくら足の指だけを施術したとしても、すぐに足の指に負担がかかってしまいます。
そのため、渋谷足改善センターでは、合趾症があり手術をしている方でも全身を検査して問題がある部分をみつけて施術をしていくのです。
最後に
合趾症の手術をしていたとしても、足の指だけでなく全身のバランスが歪みを整えることで、足の不調やそこから派生する様々な体の問題を解消することができます。
「合趾症の手術をしたから仕方ないのかな・・」と諦める前に渋谷足改善センターにご相談ください!