お子さんの足は大丈夫?子供のXO脚

お子さんの足は大丈夫?子供のXO脚

子供の成長を見るのはとても楽しいものです。立ったり、歩いたりするようになるとその喜びはとても大きく感じるでしょう。しかし気が付くと「うちの子の足曲がってないか?」とか、「歩き方が変な気がする」「よく転ぶので何か足がおかしいのではないか?」と思われる親御様もいらっしゃいます。

☑ 子供の足が開いている、足の形がおかしい(O脚、X脚)

☑ よく転ぶ、歩き方がおかしい

☑ 部活や習い事のパフォーマンス低下や活動に足の形が影響する

☑ 20歳以下で見た目が気になる

今回は子供のO脚についてです。お子様の足が気になる方、足の歪みから来る運動やダンスなどのパフォーマンス低下が気になる小中学生、人目が気になるようになってきた中高生の方などは最後までお読みいただけたら幸いです。

そもそもO脚、X脚とは

O脚は両足を揃えたときに膝の間に隙間ができる状態。X脚は膝を揃えると両足が離れてしまう状態を言います。基準はあいまいで両足の間が指3本以上離れている場合をO脚と呼ぶことが多いです。成長の過程での生活習慣から徐々に変形していくことが多いのですが、人によっては幼少期からO脚、X脚の人も見受けられます。

生理的なO脚、X脚と言うものがあって成長の過程で真っすぐになる事がほとんどですが、中には病的な足の変形がある場合があります。まずは心配するまでに落ち着いて下肢の発達過程について知る必要があります。人間は母親のおなかの中では足を丸めていて、生まれてくる時はO脚です。

それが2歳ごろまで続き、その後3,4歳では逆にX脚傾向になり、小学校低学年ぐら位まで続きます。それから高学年に移行するにつれて大人と同じような足に変わってくるのです。

ですからあまり小さい時に足の形だけを見て病的と判断する必要はありません。4,5歳ぐらいまでで2,3センチの開きならO脚もX脚もそこまで問題無いことが多いです。ただ気をつける必要がある病的なO脚、X脚があります。クル病ブラウント病です。

病的なO脚

クル病

くる病は骨が柔らかく、伸びにくくなる病気です。転びやすい、虫歯になりやすい、身長が伸びにくい、関節が痛むなどの症状が見られます。

血液検査で判別できます。リンやカルシム、ビタミンD不足が原因になります。また遺伝的な場合もあります。基本は日光浴と食事療法で、リンやビタミンDの内服が必要な場合もあります。

ブランウント病

生後1か月ぐらいから発症する足が湾曲する骨の病気です。専門医による定期観察が必要になります。生活習慣の改善で良くなることもありますが手術が必要になる場合もあります。

原因

O脚の原因は様々言われています。遺伝や骨盤、生活習慣など。また外科の先生の考えと、整体的な考え方も違います。医学的に言うと骨盤や股関節などの骨格の歪みと言う概念がそもそもありません。発達過程の生理的な変形か否か、病気か否かと言う判断になります。基本は食生活や生活習慣の指導で酷ければ手術と言う観点になります。

一方整体では骨格や筋肉のバランスや歪みを見る所が多いと言えます。ただ整体でもその原因とする所は様々で足関節が原因と言う先生もいれば、骨盤や股関節が原因と言う先生もいます。当店の考え方で言うと一番は生活習慣から来る足の筋力バランスの崩れが原因と言えます。

一昔前だったり、お医者さんはよく内転筋と言う足の内側の筋力不足だと言う方を多く見受けられましたが、当店や最近の整体の支流では足の外旋筋と言う外側に捩じる筋肉の低下から来ると考えられます。

また遺伝要素はあまり無いと考えていて、同じ家で生活するにあたり親の習慣を無意識に真似たり意識することで子供のO脚やX脚になる事が多いと考えられます。ですので親がO脚である場合、親御さんの方を改善する必要がある場合もあります。

一般的な施術法

一般的に病院では病的でないと判断された場合は経過観察。病的な場合は装具や、手術などと言う運びになります。全体的には病的なO脚は少ないのでほとんどは経過観察と言われることが多いと思われます。

病的でない場合は筋力バランスなどによる所が大きいので、外科的な処置はなるべく控えた方が良いと思われます。病院では骨切り手術と言って骨を削って足の角度を変える手術を行います。

当店の施術法

当店の特徴としては体全体の歪みを検査するという所にあります。原因は確かにお尻周りの筋力バランスの崩れから来る事が多いのですが、脊柱からの神経の流れが悪いとか足関節のバランスの悪さから筋力がおかしくなっていたりと細かく見ると人によって原因は変わってきます。それを一人一人に合わせて検査を重ねて調整していきます。

 

トントン整体法

トントン整体法が当店独自の整体法で、体を軽く叩いて振動を起こし循環を高めていく整体法です。マッサージよりも深い所や関節の調整も可能で受け手に負担が少ないのも特徴です。

筋力トレーニング

O脚はそのほとんどが股関節の内旋と言う内股による体のバランスから来ています。X脚も内旋を伴う事が多いのですが上半身の歪みも影響しているケースもあるのでO脚より症状的には少しやっかいな所があります。

ですので股関節を反対の外旋と言う外向きに持って行くと足のラインは綺麗になると言う所が基本です。よく内転筋が弱化しているので内股を閉めるトレーニングをしろと言う方がいますが、ガニ股でO脚X脚になっている場合を除いて悪化する可能性があるので注意です。

外旋させる筋肉とはどこかと問われると、お尻の筋肉になります。またO脚の人は立ち方に癖があり、前加重で反り腰を伴う場合が多々あります。まずはこの姿勢から正していかないとなかなか正しい筋肉の使い方を取り戻す事ができません。

これだけやったら万人のO脚X脚が改善すると言った体操は残念ながらありません。人によってお尻の奥の筋肉だったり、腿の上の方が上手く働いていなかったりと皆原因が違うのが実態です。私たちは身体のバランスを見ながら苦手な部分を強化していくと言う方法で効率的に足を綺麗にして行きます。また体幹のトレーニングなども合わせる事で変化を早め、再発を防ぐことも可能としています。

 

トレーニング

正しい姿勢

①壁に背中をつけて足を20度ぐらい開く

②お腹を後ろに引いて腰に手のひら1枚分ぐらいの隙間を作る

③胸を壁に押し当てるようにして鳩胸にならないようにする

④上に引っ張られるような感覚で立つ

ペットボトル

上記の姿勢を取りながら500mlの体のペットボトルをお尻に挟んで力を入れる
7,8秒力を入れて抜くを繰り返す。(何回と言うより時間があるときにお尻に意識を向けるのが目的なので力はそこまで強くせずに繰り返し行う)

 

1・原因を特定

2・負担がかかる所の循環を良くする

3・体が改善しやすい状態を作る

4・筋力のバランスを人によって変えながら整える

5・戻りにくい体作り

この流れが最短で効果を出すポイントになるのです。

最後に

子供の足の状態は親御さんも気になる所だと思います。病的でない限りは大人であっても子供であっても変化はしていきます。ただ一応本人が治したいかどうかという所が大事なので基本は当人が改善したいと言う意思のもとに施術をしていきます。

初回でこれが良くなるのか無理そうなのかの大まかな判断はできますので、まずは一度ご来院されることをお勧めいたします。