意外と知らない?足首の捻挫。足関節捻挫の原因と対処法

意外と知らない?足首の捻挫。足関節捻挫の原因と対処法

みなさん。足首を捻ったことありますか?多くの方が一度は捻ったことがあるのではないでしょうか?しかし、捻った後に正しく処置はできていましたか?特に治療はせずに痛いけど歩けるから。と言って放置していませんか?

放置してしまうことで、足首の関節が不安定な状態になったり、痛みがなかなか引かなかったりすることがあります。最悪手術をしないと、その症状が取れないということもありますので、今回はそんな意外と知ってそうで知らない『足関節捻挫』についてお話していきますので、

今ちょうど足首捻ったよ!て方でしたり、対処法が知りたい!と言う方はぜひ、最後まで読んでみてくださいね!

足関節捻挫とは?

足首の関節を支えている靭帯や関節包が損傷することを言います。日常生活の歩行や階段を降りているとき、スポーツ活動中に足首を内側あるいは外側にひねることで起きてしまいます。足関節捻挫のほとんどは足首の構造上内側にひねることが多いです。

足関節捻挫の症状

重症度(捻り方)によって症状は変わってきますが、外くるぶし周囲の腫れ痛み圧痛が主に出現してきます。その他にも足関節の内側や外側に内出血を伴ったり、歩行時の痛みが特徴的です。

重症度別でも説明していきますね。

Ⅰ度…靭帯が引き延ばされる状態。内出血などはなく、腫れと部分的に圧痛が生じる。全治約8日間

Ⅱ度…靭帯の一部分が切れてる状態。内出血があり、局所的な腫れが生じ、歩行時の痛みも伴い、走ることはできなくなる。全治約20日間
※前方引き出し徴候が出現する。

Ⅲ度…靭帯が完全に断裂している状態。アキレス腱の両側の広範囲に腫れと内出血が起こり、重度な圧痛。腫れと痛みで足首の動かせなくなり、体重をかけることも難しくなる。全治約40日間
※前方引き出し徴候、※内反不安定性あり。

※前方引き出し徴候…アキレス腱と踵骨(かかとの骨)を押さえて前方や後方へ動かします。前距腓靭帯や踵腓靭帯のゆるみがあれば、足関節の動揺性があります。

※内反不安定性(内反ストレステスト)…脛骨前方と踵骨を押さえて足首を内側に捻るように誘導します。前距腓靭帯や踵腓靭帯のゆるみがあれば、足関節の動揺性があります。

足関節捻挫の応急処置

捻挫をした際は、『RICE処置』が基本です。RICE処置とは、ケガなどをした際の基本的な4つの応急処置方法のことで、その頭文字を取って『RICE処置』と言われております。

Rest(安静)…一番は患部を動かさずに安静にして休ませることです。移動しなければいけない場合などは、杖などを使い、体重をかけないようにしましょう!腫れなどが悪化する可能性があります。

Ice(冷却)…損傷部分の炎症や痛みを抑えるために行います。氷のうやバケツに入れた氷水、流水などで15分程度感覚がなくなる程度冷やし、一度外して感覚が戻ってきたらもう一度行うと作業を繰り返し行います。あまり一度に冷やしすぎると、凍傷になったりするので、気を付けて行いましょう!

Compression(圧迫)…腫れを伴っている場合、包帯やテーピングなどで固定・圧迫を行い、一時的に血液の流れを減らし内出血や腫れを減らす役割があります。包帯・テーピングは巻き方を間違えると、その他の部分も痛くなる場合があるので、アスレチックトレーナーの方や柔道整復師の方に巻いてもらうのがベストです。

Elevation(挙上)…患部を心臓より高い位置で安静にします。仰向けなどで寝ている際に、いすなどの上に足をあげると大丈夫です。血液が心臓に向かって流れていくので、内出血の悪化を防ぎます。

足関節捻挫の一般的な治療法

重症度により治療法が変わってきます。

・Ⅰ度…テーピングや(弾性)包帯での固定を行い、マイクロカレント(微弱電流治療)や超音波療法を行いながら、腫れや疼痛を減らしていきます。

・Ⅱ度…シーネ固定。あるいは、半硬性サポーターの着用し松葉杖を使用しながら荷重量を調節します。固定期間は患部の状態の経過により変化します。その間にⅠ度の際にも出てきた物理療法や理学療法などを行い、治療を進めていきます。

・Ⅲ度…断裂してしまっている靭帯を修復させるために一定期間のギプス固定が必要となります。ある程度腫れや皮下出血が落ち着いてくると半硬性サポーターの使用へ移ります。もし、その際に足関節の不安定性や疼痛が抜けにくく、サポーターやテーピングでも対応できない場合は、靭帯の再建術(手術)を行います。

不安定性の強い状態で競技などを続けると軟骨の障害が出現し、変形性足関節症になってしまう可能性もあるので、十分にご注意ください。

上記のような経過をたどり、再発防止のための運動療法やリハビリテーションを行います。

渋谷足改善センターでの施術方法

当店では、痛みを出しているであろう足関節周囲にばかりに施術を行うことはしません。その理由は、捻ってすぐであれば、まだ炎症が起きているので直接的に施術を行うと痛みが走ってしまうからです。

足を捻って時間が経過し炎症がおさまっていたとしても、足首を捻ることで痛めてしまう筋肉がすね周囲から始まっている筋肉のため足首ばかり施術しても痛みがなかなか減少しません。さらに股関節や膝関節がねじれていることにより足首が捻りやすい状態になっている方もいます。

そうすると、先ほどお伝えした痛めた筋肉などの緊張がずっと続いてしまうため、再度捻挫をしやすくなってしまいます。

そのため、当店では、まずはじめに体全体的に検査を行っていきます。そうすることで、足首の状態はもちろん、股関節や膝関節の状態までしっかりと確認し、根本的な原因を見つけ出すことができます。その根本的な原因に対して適切な施術を行うと、体全体的な機能が向上し、歩きやすくなり再発防止にも繋がります!

最後に

今回は『足関節捻挫』について書いていきましたが、みなさんいかがでしたでしょうか?捻挫についてどれぐらい知っていましたか?日常的に多い足関節捻挫ですが、軽症だからと言って放置しているとずっと足首の違和感や痛みが取れなくなることもあります。

もしかして…と思われた方!ぜひ、一度『渋谷足改善センター』へご相談ください。あなたの体の状態を確認し全力で再発しないような体づくりをサポートいたします。