足底腱膜は足の5本の指から踵骨(かかと)まで広がる扇状の丈夫な腱膜で、繊維状の結合組織のことです
その主な役割は
- 歩いて前に進む力を生み出すスプリングの役割
- クッションのように足裏からの衝撃を吸収し、足や膝、腰などへの負担を軽減する役割
足底筋膜炎(足底腱膜炎)とは?
足底筋(腱)膜炎は、名前の通り足の裏にある筋(腱)膜が炎症を起こし、踵や土踏まずに強い痛みを引き起こす病気です。
様々な原因がありますが、加齢や体重の増加、靴を変えたこと、長時間の立ち仕事やジャンプ動作を繰り返すスポーツなどを長年やっていると、足底筋膜のクッション性が失われ筋肉が硬くなり、衝撃に耐えられずに炎症が起きることなどが原因だと考えられています。中高年の女性に多く、起床時に足をついた瞬間に鋭い痛みを感じますが、体を動かすにつれて痛みが軽減していくことが多いです。また、運動時にはさほど痛みを感じないが、運動後に痛みが強くなるのが一般的です。ストレッチ等でも、なかなか良くならないことも多く数年単位で痛みが続く人もいます。